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2012_04
06
(Fri)22:57

かき小屋

Category: 田舎ゴト
3月31日に山田町の「復興かき小屋」に行ってきました。

「かき小屋」のキャッチフレーズ「かき食うけぇ~来(こ)ぉ~」

ここ5年位前に宮城県の松島で始まったのかな?岩手では山田町と大船渡市で
牡蠣のシーズンになると行われていました。

殻付き牡蠣を鉄板で蒸し焼きにして40分食べ放題という、何とも贅沢なものなんです。

去年の春休み中に、大船渡の「かき小屋」に行こうと計画を建てていたのに計画していたけど
震災で叶わず。

何年かは無理なんだろうと諦めていたところ、山田町では養殖牡蠣が無事だったものが
あったということで、昨年の秋に再開!!

詳細、申し込みはこちら → 山田町観光協会

母親の快気祝いを兼ねて行ってきましたよ。




山田町に行く途中、よく子どもの頃に海水浴に行った大槌町の浪板海岸に寄ってみました。

砂浜が全く無くなったとは聞いていたけど、やっぱりこの目で確認したい…

子どもの頃、海水浴と言えば陸前高田の高田松原か、ここ浪板海岸が定番中の定番でした。

釜石線で朝一番の列車に乗って、浪板海岸駅で降りる頃には列車も超満員になったものです。

こじんまりした松林があって、堤防前には浪板観光ホテルがありました。


CIMG0489.jpg

3階までは津波が来たようです。

砂浜はすっかり無くなってた。

堤防に直接、波が打ちつける状態。

CIMG0490.jpg


CIMG0491.jpg


浪板海岸は「片寄せ波」と言って、寄せる波はあっても返す波がないめずらしい海岸でサーフィンの
メッカになっていました。

売店、食堂、サーフィンショップがあった場所。

CIMG0492.jpg


いつか砂浜が戻る日が来るのだろうか…

高田松原といい、小さい頃からの思い出の場所が無くなっているのを目の当たりにすると
無性に寂しい気持ちになります。


国道45号に戻って山田町へ。

「かき小屋」に到着です!


CIMG0495.jpg


ちょっと早かったので付近を散策。

養殖施設の真新しいブイが見えます。

CIMG0496.jpg


反対側は瓦礫置き場。

CIMG0497.jpg


実はここに到着してから、母親が小学生の頃に山田町の船越小学校に臨海学校で泊まったと
話し始めました。

小学校の前がすぐ砂浜で、学校から走って海に飛び込めたこと。

ちょっと歩いて潮干狩りをしたこと。

初めて聞くよ~

「かき小屋」の受付のおじさんに当時の記憶をたどって聞いてみると、確かに船越小学校の前は堤防が
出来ているけど、前須加海水浴場に間違いないらしい。

潮干狩りができたのは、「かき小屋」の横の浦の浜海水浴場。

だけど地震による地盤沈下で砂浜が半分になってしまいましたよ、と指差しながら説明してくれたおじさん。

何年か前にも友達で遊びにきたことがある母親は、船越小学校の奥にある海岸沿いの遊歩道が
きれいだったと言ったけど、おじさんは「田ノ浜という地区だけど、そこもすっかり津波でやられてしまってね」と教えてくれました。

「せっかくだから、牡蠣食べたら行って見て」と言われて、かき小屋の中へ。

土曜日はあいにくの天気で、風も強くて寒かった!

早く牡蠣食べたいよ~~

中に入って、テーブルに着くとすでに牡蠣は蓋をかぶって蒸されている模様。

私たち4人と女性2人の6人でテーブルを囲みました。

だんだんと蒸されてくると鉄板と蓋の隙間から汁がじわ~~~っと染み出てくるんです。

その時の良い香りったら!

CIMG0501.jpg


CIMG0502.jpg

テーブルにはおばさんが1人付いてくれて、次々と殻を開けてくれます。

「今が一番おいしいがら、いっぱい食べでや!」

お醤油とレモン汁が置いてあるけど「海水で自然の塩味がついてるから最初は何もつけないで食べて」と
おばさんのアドバイス。

そのとおり、最初はそのまま…ギャーーーーーッおいしいーーーーーー

ぷりぷりしてて何とおいしいこと!

何個でもいける!!

レモン汁をかけてもおいしい!お醤油かけてもおいしい!レモン醤油でまたおいしい!!

追加の牡蠣は、おじさんがスコップで豪快に持ってきます。

CIMG0504.jpg


蒸しあがったら食べる、食べる、また食べる!!

わんこ牡蠣状態ですよ。

40分の食べ放題、蒸し焼きにする時間があるのでおかわり1回すればちょうど時間となります。

「あーおいしかった!」と他テーブルもだいたい一緒に終了して、かき小屋中、なんだか幸せ気分
いっぱい~~

テーブルについてくれたおばさんにお礼を言うと「5月6日までやってるがら、まだ来てや」

牡蠣大好きの甥っ子が仕事で来られなかったので、また来ようかな


大満足で「かき小屋」を後にして、おじさんに言われたとおり船越小学校へ向かいました。

前須加海水浴場から少し高台にある船越小学校。

1階は津波被害を受けた…と聞いていましたが、校舎はすっかり撤去されて更地になっていました。


CIMG0507.jpg


CIMG0508.jpg


校舎があった場所から見る前須加海水浴場。この堤防の向こう側です。


CIMG0509.jpg


海水浴場の端のほうの堤防は壊れたまま。

CIMG0510.jpg


敷地の海側に枝垂桜の木が何本か残っていました。

きっと波をかぶっただろうに、今年も枝にはしっかり芽がついてましたよ。


CIMG0513.jpg


船越小学校から奥の田ノ浜地区に行ってみましたが、かき小屋のおじさんの行ったとおり
山側のほうの家しか残ってなかった。

もうちょっと奥に行くと、遊歩道があったり綺麗に整備されていたはずの小さな砂浜。

あいにくの雨で、岸壁が滑って危ないので更に奥に行くことは出来なかったけれど。

CIMG0514.jpg


ここで母親が宮古に行って名物の「菅田のいかせんべい」を買いたいと言い出し…
はいはい、快気祝いですので、言うことは聞かせていただきます。

国道45号線を北上、山田町内を抜けて…まだ津波後に起こった火災の跡が残る蔵が
残ってました。

山田町方向から宮古市内に入る時、あの黒い津波が堤防を越えてきた写真や映像が撮られた
市役所の横の橋を通ります。

現在はすっかり片付けられているように見えて、車も普通に走っていて、同じ場所とは思えない。

けれど、ちょっと横を見ると建物に赤いスプレーで「解体OK」と書かれていたり。

陸前高田や大船渡、釜石でも思ったけど、ほんの1m、いや1mもない距離や高さの違いで
被害を受けた家と無事な家があって、自然が起こす理不尽さを感じます。



宮古市は亡くなった父親が小中学校時代を過ごしているので、親しみがある街。

宮古駅の売店に行くと、お目当てのいかせんべいは、製造再開したとはいえまだまだ品薄状態で
入荷未定なのでした。

代わりと言ってはなんですが、隣接する三陸鉄道宮古駅の売店でこんなの買って来ました。

これも人気ある商品です。


2012040115040002-horz.jpg


帰りも国道45号を通って釜石まで戻りました。

途中、大槌町の吉里吉里で、私が高校3年生の夏休みに友達8人で一泊した民宿が残っていたのを
見つけてちょっとホッとした。

でも、あの時に泳いだ吉里吉里海水浴場は立ち入ることが出来ない状態で…

CIMG0519.jpg


CIMG0518.jpg


海岸横の橋の欄干、引き波の強さを物語っていて怖くなった。

CIMG0520.jpg

CIMG0521.jpg

海側にぐんにゃり曲がってしまってる。

橋自体が海側にずれているのがセンターラインを見てもらえば分かるはず。

CIMG0522.jpg


欄干にまだ洋服が引っかかっていたり、道路上に薬や本や食器が散乱していて、とても1年経ったとは
思えない様子です。

吉里吉里を過ぎて、いつもはバイバスを通って通過してしまっていた大槌町内に本当に何年ぶり??
かに入ってみました。

途中、あ!ここ記憶にある!という場所が、一箇所出てきてスッキリしました。

便利なバイバスばかりを使っていたので「記憶違いだったのかな?」と思っていたけど
残っていた!間違いじゃなかった!

と言うのは、浪板海岸から車で帰ってくるときに国道45号のトンネルの上に、お墓がある場所が
あったの。

子ども心に「怖いよ~」と強く印象に残っているし、20代の時もドライブに来たときに
見た記憶はあったのに、その後ぷっつりと見なくなったからこちら方面に来るたびにモヤモヤ
していたのだ!スッキリした!←だからどうした?なんだけど(笑)


大槌町内は、山田町と同じように火災が発生したので今はほとんど何もありません。

それでも石塀のところに、まだ黒く焼け焦げたあとが残ってました。

大槌を通過して、釜石市内に入る手前、「悲劇」と「奇跡」があった釜石市鵜住居地区。

ここは震災前は国道脇にびっしり家や商店が立て込んでいる、昔ながらの…という感じの町
だったなぁ。

国道が狭く感じるし、道路が直角に曲がる(表現が正しいかしら)場所があったり、運転しづら
かったな~と思ったり。

今は道路が広く感じる。何も無いんだもの。

鵜住居の悲劇は「地区防災センター」に避難した方が多数亡くなったこと。

本当は津波避難の指定場所ではなかったのに、直前の3月3日に行われた避難訓練でここが
使われたから。

避難指定場所はもっと山側の高台だけれど、お年寄りが多いということで便宜的にここを使ったことが
仇となってしまったのです。

奇跡は海のすぐ側にある、鵜住居小学校と釜石東中学校の児童生徒が手を取り合って、全員無事に
避難したこと。

でも後の報道で子どもたちは「奇跡ではなく、いつも防災教育で勉強していたことが生かされただけ」
と話していました。

大人はどうしても今までの経験で避難が遅れがちになるけど…子どもたちに教えられたことだと思う。

自然を相手に「想定」していたとおりにいくはずがないだんよね。



今回は貴重な三陸の牡蠣を食べる旅でした。

冬にスーパーで岩手や宮城の牡蠣が並ぶのは普通のことだと思っていたのに

この冬、並んでいるのは広島産の牡蠣ばかりで悲しかったな~

景色も海の幸も、当たり前のようにあり続けると思っていたことを覆されて1年。

景色は記憶に残っているように元通りにはならないだろうけれど、三陸の海はやっぱり

きれいだし、どんどん海の幸も復活していってくれればうれしいな





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コメント

flower No title

宮古のいかせんべい~~私大好きなのよ~ってか、叔母の家のそばで作ってるんですが。
106号の川井にある道の駅(区界じゃない方)にいかせんべいあるよ。先週行った時にあったし 宮古市内よりあるかも。

1日でまわったの???移動距離すごいね。

2012/04/08 (Sun) 20:48 | さく #- | URL | 編集 | 返信
flower Re: No title

さくさん、にんにちは~
なるほどね!川井あたりならあるのか!
いかせんべい、子どものころは好きじゃなかったけど、年を重ねるごとに
好きになってく~いいんだか、悪いんだか~(笑)

1日で回ったよ!釜石の仙人峠が新仙人トンネルになってから
だいぶ早く、楽になったからね。
次は釜石の新華園のラーメン食べにいこうかな!
それでも内陸から沿岸に行く時は「行くぞ!」と気合とガソリンを満タンに
して行かないといけないよね。
でも、鵜住居のあたりとか昔はもっと時間がかかったけど、何もなくなったから
早く通過できるようになった…っていうのも寂しいね。

2012/04/09 (Mon) 14:57 | kamaneco #- | URL | 編集 | 返信

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